電気用品安全法周辺の研究

電気用品安全法周辺の研究

概要

経済産業省経済部長による谷みどりの消費者情報(現在閉鎖)の2006年2月12日付けのエントリにおいて、電気用品安全法に関する内容が書かれた。この法律に疑問をもつ人々がエントリ欄に書き込まれ炎上した。法律に関する問題はさまざまな議論が行われているために、我が協会では、このことには取り上げず、ブログ文化という側面から一体何が問題だったのかを考察したい。

居酒屋としてのコメント欄

 まず一つに、ブログにおいて、相対的に書き込み・トラックバックの敷居が低いという側面を取り上げたい。例えば関連仲間圏の記事を参考にすると、ある記事がその対象について書かれているならば、そのエントリに対してトラックバックやコメントを書いていいように思うときが多々ある。kanose氏が書いているタチが悪い長文コメント常連という問題にも絡んでくるだろう。つまり、自分の思想において共感できる・反感を買うエントリに対してそれを確認しあう、あるいは頷きあう場としてのコメント欄が存在しているように思われる。実際、『ホテル・ルワンダ』問題研究の記事では、コメント欄において、ホテルルワンダの作品に関することではなく「ネット左翼はこれだから」という書き込みが見られるように、ひとつの居酒屋として存在しているのではないだろうか。

 nisemono_san氏によれば、ブログは情報発信という側面の他に、日常生活の息抜きの場としても活用されている。ブログをやっていた個人が、mixiに誘われると突然更新しなくなるのは、ブログで満たされなかったつながりたい欲望が、mixiにおいて満たされてしまうという場合が考えられよう。同じように、コメント欄に押しかけることによって、何かしらの達成感が生まれるという場合があるだろう。

ブログの窓口化

 category:匿名性の問題と直結するのだが、個人が経営していて、かつそれが本人であるかあるいは属性を公表している場合、何かしらの事件が起こった際に、そのブログが窓口化してしまう場合がある。もちろん、厳密にいうとそれは窓口ではないのだが、しかし、上記で述べるように、ブログという集合が余りにも近く感じると錯覚する場合、このような抗議などが行われることがある。確かに、本人に届き、間接的に態度が変わる場合もあるかもしれないが、しかしあくまでもブログ上のやりとりだということを自覚しておいたことに越したことはないだろう。

参考

谷さんは「官庁のHPは、見たい情報にたどり着くのが大変だし、広報予算も限られている。官僚言葉でなく、個人として語りかけたかった。職務中の更新は注意が足りなかった」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200603080273.html

備中